体温の正しい測り方は?

お子さんの体温を測りたい

小さなお子さんの場合、なかなか体温を測らせてくれないということも多々あります。
脇の下に何か冷たいものを挟み込むというのがお子さんにとってはとても嫌なことなのですよね。
しかし、いくら嫌だと言ったところでどうしても熱を測らなくてはいけないというケースはあります。

人によっては体温の測り方を誤った知識で覚えてしまっている方もいます。
こうしたケースだと、正しく体温を測ることができず、その結果何等かの疾患を招いてしまうことも考えられますから注意が必要です。

家庭で体温を測る場合には、脇の下が最も適しているでしょう。
当クリニックや、他の医療機関では他にも様々な部位で測定することがありますが、基本的には脇の下に挟み込んで測るという方法で問題ありません。

現在では耳式の体温計も市販されるようになってきました。
小さな赤ちゃんの場合、脇の下で正確に体温を測ることが困難なこともありますから、こうした耳式の体温計を利用してみるのも良いでしょう。

体温について正確な知識を身に付けておくことも必要です。
体温は、1日の中で常に変化し続けており、朝は低く夕方になると高くなってくるという傾向にあります。
また、運動をした後は体温が上がるということは理解できるとは思いますが、実は食事のあとにも体温は上昇します。

更に、子供は大人に比べて平常時の体温が高い傾向にありますから、そうしたことも踏まえた上で体温を測定するようにしましょう。

体温計の種類

体温計の種類についても知識を身に付けておきましょう。
体温計には水銀体温計と電子体温計の2種類が主に使用されています。
最も正確に体温を測れるのは水銀体温計ですが、しっかり測定するには5分以上脇の下に挟んでおく必要があります。

現在主流となっているのは電子体温計ですが、これは1~3分程度で体温を測定することができるので、スピーディな体温測定が可能となります。
水銀体温計よりやや精度に劣り、実際の体温よりやや高く表示されたり、低く表示されるといったこともあります。

赤ちゃんや小さなお子さんの体温を測る際に注意すべきポイントですが、まず、赤ちゃんというのは自分で体温を調節するということができません。
そのため、着ている服装や部屋の環境によって体温が変わってくることがあります。

前述したように、食後や遊んだあとなどは体温も上昇します。
このような状態で測定しても正しい体温を測ることはできませんから、最低でも30分以上間を空ける必要があります。

また、赤ちゃんや小さなお子さんは泣くこともよくあると思いますが、泣いた後なども体温が上昇することがあります。
そのため、できるだけ機嫌の良いときや寝ている間を狙って検温すると良いでしょう。