熱性けいれん

熱性けいれんの症状

熱性けいれんは、生後6か月から4歳ころまでに現れることが多く、日本人の子供の7~8%が熱性けいれんの症状をあらわすといわれています。
特に1歳の幼児が発熱時にけいれんを引き起こします。

インフルエンザや突発性発疹症などは熱性けいれんをひきおこす原因となります。
けいれんの中でも、髄膜炎や脳炎などのような中枢神経系感染症、代謝の病気、嘔吐や下痢といった電解質異常などがないものを熱性けいれんと言います。

ほとんどのけいれんが、発熱後24時間以内にひきおこされます。
意識消失と同時に全身の硬直、四肢の震えなどが数分間続きます。
体の一部が震えることもあります。

15分以上続いてけいれんを引き起こす場合、1日に2回以上けいれんが起こる場合は注意が必要です。
熱性けいれんは生涯を通じて1回のみですが、2度けいれんを引き起こすことも30%ほど、3回以上けいれんを引き起こすことも10%ほどあります。

熱性けいれんの原因

熱性けいれんの原因はまだわかっていません。
遺伝子によるものや、脳が発育している時期に発熱がくわわることにより、けいれんを引き起こすのではないかと言われています。

熱性けいれんの治療方法を紹介します。
けいれんが起きているときには、呼吸ができるように気道を確保します。
気道を確保するため、横向きに寝かせます。
吐物があれば、吐物が気道をふさぐことがないようにも注意します。

けいれんが何分くらい続いているかも確かめます。
またけいれんの様子も観察しておきましょう。

様子をみていて、けいれんを一日に何度もおこしたり、けいれんする時間が長いようであれば、抗けいれん薬が必要です。
けいれんがおさまったら、かかりつけの病院に電話をし、すぐに病院に行くべきか少し様子を見てふさわしい時間に病院へいったらいいのか指示を仰ぎましょう。

またけいれんが10分以上続くなら、すぐに病院へ行くことが必要です。
けいれんが何度も起きる、10分以上続くと言った場合は、たとえおさまってもてんかんなどほかの病気の可能性がありますので、病院へ行きましょう。

熱性けいれんが1歳未満に発症した場合は、再発に注意する必要があります。
また、両親のうちのどちらか、またはどちらも熱性けいれんを起こしたことがあるなら、再発の可能性があります。

けいれんを予防する薬ジアゼパム(商品名ダイアップ)があります。
熱が37.5度以上出た場合に、抗けいれん薬を使用すると再発率を約3分の1ほどに下げることができるといわれています。

副作用としては、ふらつきを経験することがあります。
上記の再発の可能性が高い場合、38度未満で発作が起こった場合、熱性けいれんの症状が現れる前から、神経学的異常が認められる場合などに投与されます。
抗てんかん薬を続けて服用することもあります。