川崎病

川崎病の症状

川崎病は皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)とも言われています。
この川崎病は原因不明で動脈に炎症がおこる全身血管の病気です。
兄弟で川崎病にかかることがあったり、流行することもあるので感染することも疑われています。 

主な症状としては、以下のものがあります。
38度以上の高熱が5日以上続きます。
手足が硬く腫れたり、手のひらや足の裏に赤い斑点ができます。
解熱後は指の先から皮がめくれたりします。

さらに白目が赤く充血します。
唇が赤くなり、舌がイチゴのように赤く腫れ、表面がぶつぶつの状態になります。
首のリンパ節がはれます。
のどの粘膜が赤くなります。

上記の症状が前後して現れることもありますが、これらのうち複数が該当すると川崎病とされます。
また、抗生剤では高熱は改善されません。

川崎病になると、BCGの注射後が赤くなることもあります。
80%以上が4歳以下です。男児のほうが女児より少し発症率が高くなります。
川崎病は年間7000~8000名の子供がかかっているといわれています。

川崎病の治療法

川崎病はガンマグロブリンの大量投与と炎症を抑えるアスピリン内服療法がおこなわれます。
アスピリンは、インフルエンザと水疱瘡の子供に使用すると急性脳症を起こす可能性があります。
また、肝臓への負担も大きいので肝機能に異常がある場合は量を調節したりフロベンという別の薬を使用します。

ガンマグロブリンは、川崎病の後遺症として起こる可能性のある冠動脈の拡大や冠動脈瘤などのリスクを下げる作用があります。
この治療は発病一週間以内にはじめることが大切だといわれています。
皮膚の症状に対しては対処療法します。

川崎病の後遺症

急性期の症状は次第に緩和しますが、治療後も心臓の周りの冠動脈の動脈瘤が起きることがあります。
他にも血管自体の拡大が起こることもあります。
そのため、正常な血流ではなくなり、血の塊が血管をふさいで心筋梗塞を起こしてしまう場合もあります。

心臓の血管以外にも心臓そのものの炎症、肝機能の異常、関節痛、けいれんなど合併症がおこる可能性もあります。
急性期が過ぎても定期的に心血管系の検査が必要になります。

治療には1か月ほどの入院が必要です。
治療時期の開始によって予後が変わってきますので、川崎病が疑われる場合はすぐに病院へ連れていきましょう。

川崎病の原因

川崎病の原因は不明ですが、感染症ではないかと言われています。
再発率は2~3%です。
再発したときも、初めての時と同じような症状がでます。

川崎病は、早期診断、適切な時期での治療がとても大切です。
この川崎病が疑われる場合はすぐに小児科への受診が大切です。
小児科は循環器を診ることのできる小児科に行きましょう。
急性期の治療の後も、定期的な検査をする必要があります。