中耳炎

急性中耳炎の症状

耳はいちばん奥に鼓膜があり、鼓膜の内側にある部屋を中耳と言います。
その中耳に炎症が起きて膿がたまるのが中耳炎です。
中耳は鼻の奥でつながっています。

中耳炎は急に症状がでます。
朝何もないと思っていても、夕方に腫れたりすることがあります。
他には耳だれや耳がつまった感じになることもあります。

痛みや熱が伴うこともありますが、1日かまたは数日でおさまります。
しかし痛みがおさまったといっても、中耳内の膿は残った状態ですので、聞こえは悪い状態です。
その後ゆっくりと膿が抜けていき、聞こえも戻ってきます。

中耳炎は6か月から2歳児によく起こります。
小学校に入るまでは風邪を引くと中耳炎になるという子もいます。
10歳を過ぎるころまでには、中耳炎はあまりかからなくなります。

中耳炎の治療

中耳炎になってから1週間ほどは、痛みどめなどで痛みを抑えます。
膿が中耳にいっぱいになると鼓膜に穴が開いて自然に膿が出てきます。

耳の周りの耳垂れはふきましょう。
中の膿は、耳鼻科に行って膿を吸い取ってもらいましょう。
腫れがひどいときには、抗生剤によって炎症を抑えます。

膿は管を通って鼻の奥へと行きます。
ですから、鼻水で管をふさがないように鼻水は吸っておきます。
鼻水もあまり無理して吸わず、とおりが悪ければ耳鼻科でとってもらいましょう。

膿が残っていると、中耳炎を再発する原因となります。
また膿の量によっては、完全になくなるまで2から3か月かかることもあります。
急性期の症状がなくなったからと安心するのではなく、膿がしっかりできるまで管の通りをよくしておくなど気を付けます。
できれば、耳鼻科で経過観察をしてもらいましょう。

膿がどうしても出きらない場合や重症例などの場合、鼓膜に小さいチューブを入れて膿を抜く方法があります。
他にも膿がさらに増え、聞こえも悪くなる場合、鼓膜を切開して膿を出すこともあります。
鼓膜は切開しても数日で閉じます。

中耳炎の原因と予防

中耳炎は風邪などによって増えた菌が鼻から耳にはいって炎症を起こし、膿がたまることによって発症します。
入浴やプールなどによって耳から菌がはいるのではありません。
小さい子供は耳の管が大人と比べて短く、さらに傾きも水平に近いため菌が耳に入リやすくなっています。
そのうえ、風邪も引きやすいため、小さな子供のほうが中耳炎にかかりやすくなります。

鼻が詰まっていると膿がたまりやすくなりますので、鼻通りをよくすることは大切です。
ちいさな子供は特に風邪と中耳炎はセットでなっていることが多いです。
風邪をひいて鼻が詰まっていたら、中耳炎を疑ってみることも必要です。
特に子供が風邪をひいて、耳が痛そうにしていたら、中耳炎であることが多いでしょう。