アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の症状

かゆみがある慢性の湿疹です。
良くなったり悪くなったりを繰り返します。

小児期に発症し、大人になるにしたがって発症しなくなるのが一般的ですが、大人になって再発したり重症化することもあります。
乳幼児期には、滲出性の赤い斑点が顔や体に発症します。
小児期になると首や四肢の関節部がガサガサした皮膚になります。

思春期から成人になると、顔や首、胸や背中に赤い斑点または丘疹といった症状があらわれます。
黒ずんだざらざらした皮膚になり、強いかゆみがあります。
目の周りに症状がでると、アトピー性白内障や網膜剥離になることもあります。

アトピー性白内障というのは、20歳前後の若い人の両眼にみられます。
網膜剥離も若い人にあらわれますが、一般の網膜剥離とは異なり、網膜の中心から離れたところに穴が開きます。
進行はゆっくりで、自分で気づかないこともよくあります。

アトピー性皮膚炎にヘルペスが感染した場合、顔や上半身に小さな水泡が現れ、痛みが生じます。
重症化しヘルペスが広がると発熱します。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因としては、ダニや食べ物などに対して抗体が作られアレルギー反応が生じます。
小児時期では、卵、牛乳、小麦といったものがアレルギーの原因になることが多くあります。
ほかにもペットの毛や皮膚の真菌(カビ)に対してもアレルギー反応が生じることが多くあります。

また、皮膚の角質層の天然保湿因子や細胞間脂質にトラブルが生じ皮膚のバリア機能が損なわれることにより、夏の発汗、冬の乾燥、衣類による刺激などに反応することがあります。
成人になると、皮膚の炎症が精神的ストレスにより悪化することもあります。

アトピー性皮膚炎の治療法

皮膚の保湿機能が低下しているので、白色ワセリンや尿素などを含んだ保湿剤を使用します。
炎症を抑えるためにステロイド剤を使用します。
場合によってはステロイド以外の免疫抑制薬の塗り薬を用いることもあります。
アトピー性皮膚炎の治療薬として用いる塗り薬は、皮膚にすりこむのではなく皮膚にのせて覆うような感じで塗ります。

かゆみを抑えるために抗ヒスタミン薬や、抗アレルギー薬を内服することもあります。
ヘルペスに感染したなら、ヘルペスに対する治療を行うことが必要になります。

アトピー性皮膚炎になったら、まず原因となるアレルゲンを特定し、できるだけ除去、回避します。
このアトピー性皮膚炎では、皮膚が乾燥しますので、保湿を心がけます。
特に入浴後、手であれば手を洗った後など、保湿薬を塗って皮膚膜を補ってあげましょう。
成人の場合は特にストレスによって免疫が低下し、悪化することがありますので睡眠と休息を十分にとることを心がけましょう。