りんご病

幼児や児童が掛かりやすいリンゴ病

小さなお子さんを持つ方なら、一度はリンゴ病という名称を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
これはウイルス感染症の一種で、主に幼児や児童がこの病気に掛かることが多いです。

リンゴ病という名称の由来ですが、この病気にかかってしまうとほっぺたがリンゴのように赤くなってしまうことからこの呼び名がついたと言われています。
しかし、これはあくまで通称であり、医学的な名称ではありません。

正式名称は伝染性紅班といいますが、小児クリニックなどでもリンゴ病という呼び名を使うことが多いです。
当クリニックでもリンゴ病という呼び名を使っていますし、その方が理解もし易いかと思います。
そのため、お子さんがリンゴ病かもと感じた際には、当クリニックに訪れた時にその旨をお伝えするようにしてください。

子供の掛かる感染症には水痘やおたふくかぜがありますが、このリンゴ病はそこまで感染力の強くない感染症として知られています。
しかし、子供の場合は免疫力がないため、時に保育園や小学校で流行してしまうこともあります。

このリンゴ病は大人になるまでに免疫を身に付けることが殆どですし、この病気が元でもっと大きな病気にかかってしまうということもありません。
もちろん、高熱を発したりすることはありますが、二次的な疾患などは殆どないのでその点では安心です。

胎児への影響は

このリンゴ病は母子感染する恐れもある感染症ですから、そこには注意しなくてはなりません。
つまり、妊婦さんなどが感染してしまった場合、お腹にいる胎児が感染してしまう可能性があるのです。
この場合、妊婦さんに免疫があってもそれは関係ありません。

免疫のある妊婦さんを無視して、お腹にいる胎児に感染してしまいますから、やはり注意はしておく必要があります。
水痘やおたふくかぜよりも軽視されがちなリンゴ病ですが、軽視することのできない点もありますから、そこはしっかりと理解しておきましょう。

水痘などの場合、症状が出ているときに入浴することは禁じられています。
しかし、リンゴ病の場合は体に発疹が表れていても基本的に入浴することは可能です。
お風呂のお湯を通して感染することもありませんから、特に問題はありません。

ただし、お湯に浸かることで発疹が出ている部分が痒くなってしまい、掻き毟ってしまうということも考えられますから、できればシャワーだけにするなどした方が良いかもしれません。
リンゴ病に掛かってしまったお子さんで、時々紅班がなかなか治らないという方がいますが、これは肌を掻き毟ってしまったことが原因で完治が遅くなっているということが殆どです。

それを考えると、お湯の温度を下げる、もしくはシャワーにするといった対策も必要となってきます。